自由研究のヒント

自分が見つけたことやおもしろかったことを、ほかの人たちに分かってもらえたらいいな、と思ったことはありませんか?人に伝えることによって、自分一人の楽しみを、たくさんの人の楽しみに変えることができるのです。

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書き方が成功の秘訣!

レポートの形式は簡単に言うと、次のようになります。

○○を調べようと考えた 目的
自分ではこうなると思っている 予想
必要なものは、○○である 材料
やり方は○○である 方法
そうしたら○○のようになった。 結果
予想と比べると○○のようになった、そのわけは○○だと思う 考察
だから○○のようなことが言える 結論
このことをして、○○のようなことを感じた 感想

この形式でレポートを書けば、きみも科学者の仲間入りだ!

なお、最初からこのようなことを全部行うのは無理だと思います。まず、目的・材料・方法は、自由研究の進め方ガイドを参考にして実験や観察をしてみると良いでしょう。しかし、この場合でも、結果・考察・結論・感想は、自分で書かねばなりません。でも、それは実験や観察をまじめに行っていれば、簡単に書けるはずなのです。このようなことを何回か行ううちに自由研究をまとめるコツがわかってくるはずです。

何かを調べようとしたときに、自分でやることの目的を決め、必要な材料をそろえ、方法を考え、実験や観察したものを、人にわかるようにまとめられれば一人前というわけです。

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とにかくテーマ!

自由研究テーマ(2016年受賞作品の事例)

  • 「自然の色」の研究
  • 小さなきょうりゅうのちがい
  • アリに性格はアリますか?
  • 「ありのままえん」のかんさつ~友だち100にんできるかな?
  • セミ観察日記パート5~鳴かぬから鳴くまで待った夏休み~
  • 昆虫の「気門」を分類する そして新しい発見!!
  • サッカー達人への道
  • 血圧を測ってみよう!
  • 「ぽっちゃり」と「デ○」の境界線はどこ?

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行き詰ったらこれを観て!

自由研究に役立つヒントがいっぱいの動画が見れる!

セミナーの動画をもっと見る
  • セミナー1
    長沼先生
  • セミナー2
    磯辺先生
  • セミナー3
    Q&A

セミナー1(長沼先生のセミナー)

「むすびつけてみる」「じっさいにやってみる」

科学界のインディージョンズ“ 長沼毅(広島大学 教授)先生が、自由研究を長沼先生自身がするにあたって大事だと思っている事そのヒントを語ってくれています。

お話を最後まで見てると、何をいっているのかわかるからゆっくり楽しんでください。
長沼先生の誕生日は、人類が初めて宇宙に行った日です。
幼稚園の時、4歳の長沼少年は、すべり台をすべって下まで降りた時ふと思いました。
“本当のところ、わたしはどこから来てどこへ行くのだろう?”
ずいぶん、おませな幼稚園生ですね。

お話は、8歳のときにテレビで見たアポロ11号の月面ちゃくりく、18歳のときにであった、みたこともきいたこともない深海生物、チューブワーム、木星の第2えいせいエウロパに海底火山が発見されたこと、20歳のとき、初のスペースシャトルが打ち上げられたこと
そして、35歳のとき、宇宙飛行士の募集に申し込んだときのお話につながります。
しかし、ざんねんながら、準決勝で長沼先生は、おしくも宇宙飛行士になれませんでした。
そのとき、ペアを組んでいたのが、野口宇宙飛行士です。
面接をしていたのは、毛利宇宙飛行士でした。
そのとき、いっしょに落ちた星出さんは、3回目のちょうせんで、宇宙飛行士になりました。
あきらめなかったんですね。

あきらめた長沼先生は、“ちきゅうの端から端までいってやろう!“とかんがえました。
深海のチューブワームの研究
北極、南極、地底のいきものの研究
火山、砂漠、高山、氷河のいきものの研究を始めました。
それでも、長沼先生の宇宙への思いは終わりません。
長沼先生が、今夢中になっているのは「火星移住計画」です。
長沼先生は、今、アメリカにある火星シュミレーション基地で、火星に行くまでの準備をするミッションに参加しています。

いろんなアイディアをつなげて考える。
深海にすむ不思議ないきものチューブワームと海底火山をむすびつけてみる。
そして、自分でじっさいやってみる。
南極、北極、砂漠、深海、そして火星
次回は、火星シュミレーションのお話を聞いてみたくなりますね。
長沼先生の自由研究のヒント、コツは、いろんなアイディアを自由に“むすびつける“こと。
そして、“実際に、じぶんで色々なきょうみがあることをやってみる“ことでした。

セミナー2(磯辺先生のセミナー)

あまり星座をみたり、自然を観察するのが好きだった
こどもではありませんでした。

“宇宙物理学者“ 磯部洋明(京都大学 特定準教授)は、自由研究がとっても苦手な子供だったそうです。

磯部先生は、あまり星座をみたり、自然を観察するのが好きだったこどもではありませんでした。
あるとき、本を読んでいて赤色巨星のイラストに興味をもちます。
太陽の800倍の半径をもつ、とてつもない大きな星がこの宇宙にあることに怖くなったそうです。
どうじに、ワクワクしたのです。
“まったく、身の回りにはないけど、この世界にはこんなでかいものがあるんだ!“と感動したのです。
そのあと、スティーブン・ホーキングさんの本に出合います。
宇宙のはじまりについて、研究したいと思い。
なんと、じっさいに、ケンブリッジ大学でホーキングさんと宇宙の研究をしたそうです。

ジュール・ヴェルヌの本が大好きだった、磯部少年は、ぜんぜん自分の知らないところを探検したい、未知の世界に行ってみたい、そういうあこがれをずっと持っていました。
“自分の知らない世界、自分のしっている世界とは全然ちがう世界のことを知りたい。
行ってみたいとか、ワクワクするとか
それが、磯部先生を研究者のみちに連れてきてくれたげんどうりょくだと思っています。“
磯部先生も、宇宙飛行士にあこがれたことがあったそうです。
“でも、僕が本当に知りたいのは、もっとちがうもの、もっとへんなもの。もっと、自分のせかいとはかけ離れたもの“
もっと、自分のせかいとはかけ離れたもの
たとえば、宇宙の果てであったり、赤色巨星だったりブラックホールであったり、そういう全然違う世界にひかれました。
じっさいに行けるものなら行ってみたいのですが、天文学をとおして未知なるものにふれたい、という欲求を満たそうとしました。

意外なことに、磯部先生が大学で研究テーマに選んだのはみじかな太陽でした。
太陽の爆発は、なんでおこるんだろう?
太陽っていうのは、ガスのかたまりです。
難しい数式で、その太陽の活動のしくみを解くことでした。
一見、分かったような太陽の爆発のしくみですが、ほんのちょっとした、条件がかわると全然違うふるまいをすることを知ります。
わかっていると思っていたことが、実はものすごく複雑でわからないことに気がついたのでした。
その、ぐちゃぐちゃで、わけのわからない複雑なものの正体にだんだん、きょうみが移っていったそうです。
この宇宙にある、もっとも複雑なもの。
それは、なんと言っても生物です。

生物も複雑ですが、もっと複雑なのが人間です。
人間は、とっても複雑です。
こんな生命は、他にいません。
皆さんは、地球にすんでいると思っていますが、宇宙とのつながりは大きいのです。
お話は、ちょっと変わります。
長沼先生のお話にもありましたが、今人間が、火星に移住しようという計画があります。
宇宙によって、人間はどう変わるのか?
今出てきている、あたらしいこの謎にすごくワクワクして、宇宙人類学という新しい研究を始めようとしています。
“皆さんが、大きくなったら、この研究にさんかしてくれたらいいなと思います。“

セミナー3 Q&A

このコーナーでは、参加者のみなさんから
事前に頂いた、質問にゲストの先生が答えたり
ヒントを伝えてくれています。

先ず、第1問
「自由研究をどのように 始めたら良いか 悩んでいます」
この質問が、一番多かった質問です。
先生からの具体的なヒントのおはなしがありました、是非ご覧ください。


第2問、
「おもしろい自由研究って?」
おもしろくない自由研究は、やってる本人もきっとおもしろくないでしょう。
今回は、先生から、貴重なアドバイスが聞けるかも!
最後まで、是非観てみて下さい。

第3問、
「自由研究をやると キャリアにつながりますか?」
自由研究をやると、将来、大人になってつきたい仕事につけるのでしょうか?


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キーワードは観察と実験!

とにかく動き出そう

先ずは、ヒント集を元に“観察”出来そうなこと“実験”出来そうなことを実際に始めてみましょう!

きっと、“こうしたらどうかな?”というアイディアが自然と湧いてきます。

それをどんどんやってみれば、最初は思いもつかなかった凄いテーマや観察や実験の新しいアイディアが見つかるのです。

そうすれば、自由研究の1“目的”と2“予想”が決まります。3と4の“必要なもの”と“やり方”は最初はどこまで出来るのかわからないのが普通ですが、実際に研究を進めているうちに“発見”を見つけたら先ずはそれで5“結果”と6“考察”をしてみましょう!それで満足できなくなったらしめたものです。

もっとすごいレベルの研究を始める準備が出来ましたね!?

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今でしょ!

なにもないゼロから一つの研究を作って、他の人に発表する体験はスポーツ、音楽、自分のなりたい職業で活躍するときにも必ず役に立つ素晴らしい体験です!

さあ、今すぐ手と足と頭を動かしはじめてみましょう。

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学校から作品が戻ったらすぐに送ろう!

10月になったら、学校から作品が戻ってきていると思います。

もう一度見直して、どんな作品でも先ずはこのコンクールに応募をしてみましょう!

参加することが第一歩です。(“応募までの流れ”を参照してください。)

保護者の皆様へ

アクティブ・ラーニング(能動的学習)で学習意欲にスイッチON!

学びの楽しさを体験すると、学校の成績もグングン伸びる事が報告されています。

大学入試改革を議論している中央教育審議会(文部科学大臣の諮問機関)は、知識量を問う「従来型の学力」を測るテストから、知識を活用し自ら課題を解決できる能力を見る入試に2020年より改める答申を提出しています。

受験だけでなく、「思考力・判断力・表現力」を発揮して社会で活躍するこれからの時代の人材教育には自由研究の体験は、物凄く役に立つ体験だと私どもは考えています。保護者の皆様には、お子様が自分のチカラで自由研究をやり切る自主性を応援して頂けます様、心よりお願い申し上げます。

(自由研究大賞事務局)