神奈川県には中華街をはじめラーメン博物館、サンマー麺に家系・・・
神奈川の名物のひとつに数えられるのが「ラーメン」。
神奈川県内は様々なラーメン店がしのぎを削り、今や日本屈指の激戦地といわれています。

番組では、ラーメン評論家のはんつ遠藤、MC・ナレーターの安治美穂が人気のお店、話題のお店を訪ね、店主のラーメンにかける想いを伺い、珠玉の一杯を堪能し、情熱ラーメン店を紹介していきます。
また、番組の詳細情報のほか、視聴者の皆さまからの情熱ラーメン店を募集したり、期間限定の懸賞キャンペーンなどを予定した特設Webサイトが、番組を盛り上げます。
 

あらすじ

【第6弾】信楽茶屋


ラーメンは、味や素材へのこだわりはもちろん、店主のラーメンに対する情熱や、お店の創業秘話といったサイドストーリーも魅力の1つ。『熱麺・シネマる!』は、モデルで料理研究家のカティーが監督、人気ラーメン評論家のはんつ遠藤が助監督となり、神奈川県内にあるラーメン店の魅力を余すところなくリサーチ。集めたエピソードを元に1つのシネマ作品に仕上げるという、まったく新しいラーメン情報番組です!

2人がやってきたのは、横浜市鶴見区。東京と横浜中心部のどちらへもアクセスがよい便利な街ですが、曹洞宗の大本山總持寺や旧東海道など、歴史を感じさせる一面もあります。はんつ助監督によれば、そんな鶴見に「歴史を感じさせるラーメン」があるということなのですが……。

 

旧東海道沿いを歩いていくと、軒の上に信楽焼のタヌキが乗っているお店を発見!その名も「信楽茶屋」です。

 

しかし、タヌキがいることが名前の由来ではありません。江戸時代、鶴見は東海道の立場(宿場と宿場の間の休憩場所)として栄えたのですが、その中でも大きな茶店の名前が「信楽茶屋」でした。その名前を復活させたのが、今回のラーメン店というわけです。

お店に入った2人はさっそく注文。カティー監督は、店主の小峰正康さんのオススメである「塩らーめん」の岩のり・煮玉子プラスに加え、豊富なトッピングメニューに惹かれて京都直送の九条ネギをさらにトッピングします。

一方、はんつ助監督はトッピングメニューの「石焼」に注目しました。石焼とは、焼いた石を入れることで、スープをアツアツで楽しめるというもので、今では多くのラーメン店で見られます。

 

「オープン13年目ですが、創業当時からやっていたんですね。おそらくウチが元祖ではないかと」

「こ、これはラーメン業界的にはとても大変なことですよ!」

 

驚きを隠せない様子のはんつ助監督は、興奮気味に「味噌らーめん」の石焼、さらに味噌と相性ぴったりのコーンと煮玉子トッピングでオーダーします。

そして、いよいよラーメンが完成!カティー監督の塩らーめんは、実はお店の一番人気!らーめんと岩のりの相性が気になるところです。

はんつ監督の味噌らーめんは、やっぱり石焼トッピングが決め手!味噌の香りが食欲をそそります。

 

はんつ助監督は、まだグツグツしているアツアツスープに大興奮! 「他の味噌ラーメンのスープに比べて熱い分、味噌の香ばしさが格段に違いますね!」

また、2人が驚かされたのが、ツルツルとした麺の食感。真空状態で水分を多くする、真空多加水という製法で作られた麺は、なめらかな食感とのどごしの良さが抜群です。

 

「岩のりのコリコリした歯触りと、なめらかな麺の食感がピッタリ!塩のスープと岩のりの相性もばっちりですね」カティー監督がスープについて話すと、はんつ助監督があることに気付きます。

「すごいスープの後味がすっきりしていますよね。化学調味料とかって……」

「使ってないです。今、無化調ラーメンが流行っていますけど、もともとのコンセプトが『身体に良いラーメンを作ろう』ということで、創業当時から天然のダシでやっています」

 

信楽茶屋のスープは化学調味料をいっさい使わず、豚、鶏、煮干しなどから3種類の鍋で別々にダシをとり、最後に合わせる無化調のトリプルスープ。

さらに、塩らーめんのタレには、海鮮エキスたっぷりの自然の酵素塩を、味噌らーめんの味噌には赤味噌と白味噌に野菜やスパイスをブレンドしたオリジナルのものを使うなど、とにかく素材にこだわっているんです。

 

「実は、無化調の店って苦戦するんです。普通の人は化学調味料に慣れているので、薄いとか言われがちなんですよね」はんつ助監督の言葉に頷く店主。

「何か薄いな、と言うお客様もいらっしゃいます。でも、3回食べると逆に他のお店では食べられないと言われますね」

しかし、こんなにもラーメンに情熱を抱いている店主ですが、有名店などで修行をしたわけではないと言います。

「前にこの場所にあった店のオーナーに誘われて、一緒にラーメン店をやっていたんです。味の研究も、その前オーナーと一緒にしていました。石焼も、そのラーメン店で考案したので、実は18年前から石焼をしていたことになります」

「1994年からはじめたということですね。私は聞いたことがないです」

石焼の歴史がもっと古いことを知り、はんつ助監督はもっともっとビックリです。

 

「化学調味料を使わないのも、前オーナーからの引継ぎでした。この場所を譲り受けてからも、スープ作りには苦労しましたね。牛乳を入れたり、きな粉を入れたりして、近所の高校生に試食をしてもらって、試行錯誤を繰り返しました」 「本当にいろんなことをやったんですね」

 

石焼のルーツという店の歴史を知り、そしてスープが完成するまでの店主の苦心をしっかりと受け止めた2人は、いったいどんなシネマを制作するのでしょうか。