神奈川県には中華街をはじめラーメン博物館、サンマー麺に家系・・・
神奈川の名物のひとつに数えられるのが「ラーメン」。
神奈川県内は様々なラーメン店がしのぎを削り、今や日本屈指の激戦地といわれています。

番組では、ラーメン評論家のはんつ遠藤、MC・ナレーターの安治美穂が人気のお店、話題のお店を訪ね、店主のラーメンにかける想いを伺い、珠玉の一杯を堪能し、情熱ラーメン店を紹介していきます。
また、番組の詳細情報のほか、視聴者の皆さまからの情熱ラーメン店を募集したり、期間限定の懸賞キャンペーンなどを予定した特設Webサイトが、番組を盛り上げます。
 

あらすじ

【第7弾】麺場浜虎


『熱麺・シネマる!』では、モデルで料理研究家のカティーが監督、人気ラーメン評論家のはんつ遠藤が助監督となって、自慢のラーメンを味わいながら、ラーメンに賭ける店主の情熱やお店の創業秘話などをリサーチ。その思いを1本のシネマ作品に仕上げて、皆さんにご紹介していきます!

今回の番組のスタートは横浜駅。周辺は大きなビルやお店が立ち並ぶ繁華街ですが、はんつ助監督によると、横浜は日本のラーメン発祥の地とされていて、ここから日本のラーメン文化が花開いたのだそうです。そこで2人は、あえて横浜で主流の「家系」は外し、日本のラーメンのルーツを求めて「麺場浜虎」というお店に向かいます。

虎に到着すると、そこにはさっそく「ラーメン」発祥の地の紹介が。明治中期、中国人がこの地で提供した中華麺が、現在のラーメンのルーツなのだとか。2人は歴史的な雰囲気に心躍らせながら、さっそく店内へと入ります。

 

ところが、お店に入ってみると内装は鉄パイプが張り巡らされ、まるで工事現場のよう。店主の伊藤崇さんに話を聞いてみると、店作りに意外なコンセプトがありました。

 

「僕が住んでいた家の前に工事現場があって、そこの職人さんたちが食べるカップラーメンがとても美味しそうだったんです。それで、ここも内装を工事現場風にしたんです」 そのため、スタッフの皆さんの制服も「つなぎ」。店内に流れる音楽もヒップホップやレゲエが中心で、こうした他のラーメン店とは一味違う雰囲気が、常連客に好評なのだとか。

 

また、店名の「浜虎」には「ラーメン発祥の地といわれる横浜の、伝統ある食べ物を目指したい」という、店主の熱い思いが込められています。伝統は英語でトラディショナル。横浜のトラディショナル=浜虎というわけです。

店主のこだわりをたっぷり聞いたところで、いよいよラーメンを注文!

はんつ助監督は店主おすすめの「塩鶏そば」を、カティー監督は、店主の両親のふるさとである山形の名物、納豆汁をイメージしたという「黒豆納豆醤そば」を注文します。

 

そして、いよいよラーメンが完成!

はんつ監督の塩鶏そばは、家系の多い横浜にあって、トンコツではなく鶏で勝負した一杯。「チャーシューも鶏ですね。すべてにおいてこだわりが感じられます」とはんつ助監督はご満悦。

 

一方、カティー監督の黒豆納豆醤そばは、見た目からは味が想像できません。いったい、どんな味わいなのでしょうか。

 

まずは、はんつ助監督が塩鶏そばのスープをひと口。「鶏の旨みは当然あるんですけど、塩加減がまた絶妙ですね。バシッとくるんですけど、嫌みじゃなくフワッと消えていくんです」 塩鶏そばは、鶏の皮を使った塩だれと、鶏と豚を8:2の割合で合わせてとったスープが味の決め手。優しい口当たりの中に、旨みが凝縮されています。

また、淡麗系のスープには珍しく、中太麺を使っているのも特徴。もちもちとした食感の自家製麺は食べ応えがあって、満足感も高いそうです。

さて、お次はカティー監督の黒豆納豆醤そば。「これ、ラーメンですよね?」と不安そうなはんつ助監督を横目に、カティー監督がスープを味わいます。

「ひきわりになっているから、スープと溶け込んでヌルヌルになってます!」 醤油のスープは、塩とは別の鍋で作る、動物系と魚介系のダブルスープ。深みのある味わいで、納豆との相性も抜群です。この味わいには、カティー監督もびっくり!

 

「初体験なんですけど、食べたことあるような味なんですよね」 このコメントに、店主は大喜びです。「まさに狙い通りなんです。鰹節を使った自家製のXO醤を使っているのですが、ダシの香りと醤油の味が、新しそうで懐かしい味を生み出しているんですよ」

 

さて、ラーメンにすっかり満足した2人は、店主の一杯に賭ける思いをリサーチしていきます。 「いろんなお店を食べ歩いて、いいとこどりをしようと思ったのですが、結果的にとっちらかってしまって(笑)。だんだん理想の形には近づいていると思います」

 

「でも、今でも食べ歩いているんですよね?」とはんつ助監督。 「いろいろ食べたり情報を集めたりすると、作りたくなっちゃうんですよね。それでメニューの引き出しが溜まってくると、お客様に出したくなるんです」

そのため、浜虎では店主が考案した、春夏秋冬毎回違う季節限定メニューが楽しめます。ちなみに2012年の夏は、グレープフルーツを使った冷たいラーメンです。

 

最後に、カティー監督が来店時から気になっていたことを思い切って質問します。 「あの、わたがし機がおいてありますよね。私やってみたいんですけど(笑)」

「ぜひやってみてください。好きなだけ無料で作っていただけますよ」

何と、店内の一角にあるわたがし機は、誰でも自由に使用することが可能なんです!

そして、無邪気にわたがしを作るカティー監督に、突然ヒラメキが舞い降りました。 「私わかりました! 大人になっても遊び心を忘れちゃいけないんですよ。ラーメン店にわたがし機があったっていいじゃないですか!」  わたがし作りを通して、忘れていた遊び心を思い出したカティー監督。店主のこだわりと遊び心いっぱいの浜虎の魅力に、いったいどのようなシネマ作品で応えるのでしょうか。