神奈川県には中華街をはじめラーメン博物館、サンマー麺に家系・・・
神奈川の名物のひとつに数えられるのが「ラーメン」。
神奈川県内は様々なラーメン店がしのぎを削り、今や日本屈指の激戦地といわれています。

番組では、ラーメン評論家のはんつ遠藤、MC・ナレーターの安治美穂が人気のお店、話題のお店を訪ね、店主のラーメンにかける想いを伺い、珠玉の一杯を堪能し、情熱ラーメン店を紹介していきます。
また、番組の詳細情報のほか、視聴者の皆さまからの情熱ラーメン店を募集したり、期間限定の懸賞キャンペーンなどを予定した特設Webサイトが、番組を盛り上げます。
 

あらすじ

【第8弾】 中華そば うづまき


「熱麺・シネマる!」は、モデルで料理研究家のカティーと、人気ラーメン評論家のはんつ遠藤が、神奈川県内にあるラーメン店を食べ歩く……だけではありません!

ラーメンの味はもちろん、創業やラーメン開発のエピソードまでリサーチして、カティーが監督、はんつ遠藤が助監督となり、1本のシネマを作り上げる、まったく新しいラーメン情報番組なのです!

今回、2人が訪れたのは厚木。はんつ助監督によれば、厚木で有名な老舗ラーメン店の3代目が、あえて新しい店をオープンさせて評判を集めているのだとか。わざわざ新店をオープンさせた理由とは?そのラーメンの味とは?2人はさっそく『中華そば うづまき』へと向かいます。

 

お店に到着すると、立て看板には「究極の中華そば」の文字が。2人のテンションは急上昇!でも、はやる心を抑えて、まずは新店をオープンさせた理由から伺います。

 

店主の望月さんは、うづまきの近くにある60年以上続く老舗『麺や食堂』(本店)の店主でもあります。もともと、麺や食堂は定食屋でしたが、店主の代からラーメン一本で勝負するようになり、人気ラーメン店として知られる存在になりました。

 

「本店は先々代から作り上げた味の枠は外さずに、どれだけ今求められる味に近づけていくかに特化してやってきました。でも、自分の力を試してみたくもなったんです」

 

「つまり、ここのお店は本店とはガラっと違ったラーメンになっているんですね」 「本店が『あっさり』なら、こちらは『こってり』という表現になりますね」

新店オープンの理由がわかったところで、2人はいよいよ注文。カティー監督は女性人気が高いという「鶏しおそば」を、はんつ助監督は看板メニューの「味玉そば」をチョイスしました。

 

はんつ助監督は、スープをひと口飲むや否や「うわー、すごい!鶏と魚介のハーモニー!」と思わずシャウト!

味玉そばのスープは、宮崎産地鶏や国産豚などの動物系と、瀬戸内海産の煮干しなどの魚介系をブレンドしたもので、深い味わいに仕上がっています。

 

一方、カティー監督は見た目に注目。手に取った瞬間「わー、キレイ」と叫んでしまう美しさです。キラキラと透き通ったスープが特徴で、店主いわく「世界一美しい塩ラーメン」とのこと。

 

しかし、もちろんスープの味も秀逸!中華そばで使用するスープに鶏のひき肉を合わせ、それを火にかけることで余分な脂を取り除きます。そして、抜けた脂の代わりに岡山産地鶏を使った鶏油を加えることで、見た目も美しい透き通ったスープは完成するのです。

ここまでラーメンにこだわる店主ですから、麺も当然自家製麺で「スープだけ作っているのでは、スープ屋になってしまいます」とキッパリ。ここまで言い切る自慢の麺は、グルテンを添加しなくても済むアメリカ産小麦に、国内産数種をブレンドして作った、小麦の味が活きるこだわりの逸品です。

 

味玉そばにはつるつるした食感とコシが特徴の平打ち麺、鶏しおそばにはしなやかでスープによく絡む細麺を使用しています。

「でも、一番ウチがこだわっているのは水なんです」と店主。使用するのは、NASA開発の浄水器を使って、逆浸透膜で作られたRO水。そこに炭酸を加えることで、気泡が素材の旨みを余すところなく引き出してくれるといいます。

 

また、玉子一つとっても海老名の養鶏場から直で仕入れるなど、とにかくこだわりが一杯のラーメンなのです。 「どうして、そこまでこだわるんですか?」とカティー監督。

 

「調理師学校でフレンチの先生が『料理』という言葉を教えてくれたんです。料理は理(ことわり)を料(はか)る、と書きます。意味を考えずに料理を作ると作業になってしまいます。それでは人を感動させることはできません。

お金はかかりますが、私の店にたどり着いてくれたお客様に対して何ができるかと考えたとき、ラーメン作りに真剣に向き合うことが、私にできることなのかなと思っています」

そして、店主は厚木への思いも語ってくれました。

「本店で子どものころにラーメンを食べたという方が今ではおじいちゃんになって、お孫さんを連れて、この店に来てくれます。ずっと厚木から受けてきた恩は、厚木に返したいと思っています。

 

また、博多のトンコツや札幌の味噌のように、厚木の人がウチのラーメンじゃないとダメだと思ってくれたらいいですね」 「昔ながらの味も大切にしつつ、新しい味にも挑戦する。それはラーメンというものをずっと守っていくことなんですね」と、はんつ助監督も心を打たれたようです。

 

うずまきのラーメンは、店主の情熱と心意気そのものが込められた、まさに「熱麺」でした。その熱い思いとこだわりを、2人はどのようなシネマ作品に仕上げるのでしょうか。