神奈川県には中華街をはじめラーメン博物館、サンマー麺に家系・・・
神奈川の名物のひとつに数えられるのが「ラーメン」。
神奈川県内は様々なラーメン店がしのぎを削り、今や日本屈指の激戦地といわれています。

番組では、ラーメン評論家のはんつ遠藤、MC・ナレーターの安治美穂が人気のお店、話題のお店を訪ね、店主のラーメンにかける想いを伺い、珠玉の一杯を堪能し、情熱ラーメン店を紹介していきます。
また、番組の詳細情報のほか、視聴者の皆さまからの情熱ラーメン店を募集したり、期間限定の懸賞キャンペーンなどを予定した特設Webサイトが、番組を盛り上げます。
 

あらすじ

【第9弾】 麺工房 隠國 愛川本店


ラーメンを語るなら、味の特徴はもちろんのこと、店主の熱い思いや、お店のコンセプトなども知っておきたいところですよね。「熱麺・シネマる!」では、モデルで料理研究家のカティーと、人気ラーメン評論家のはんつ遠藤が、一杯のラーメンにまつわる魅力的なサイドストーリーを徹底的にリサーチ! さらに、2人がメガホン&カチンコを握って1本のシネマを制作し、視聴者の皆さまにお届けしちゃいます!

さて、ラーメンというと繁華街に多いイメージがありますが、今日のスタート地点は駅ではなく、何と相模川の中流付近。緑豊かな愛川町にある、隠れ家系のラーメン店を訪ねます。

 

山あいにひっそりと建つそのお店は、外観も独特で、とてもラーメン店とは思えない佇まい。「ここラーメン屋さんですか? 何か倉庫みたい!」と、カティー監督が叫んでしまうのも納得です。しかし、この「麺工房 隠國」は、2000年のオープン以来、熱烈なファンを惹きつけている名店なのです。

 

「私に天邪鬼なところがあるので、人とは違った所で勝負したいというのと、この場所が元々製麺所で、広い場所を利用して“ダメもと”でやってみようと、5年かけて父親と一緒に、この建物を建てたんです」と、店主の及川昭男さん。

自衛隊やコンビニ店長などの職を転々とした後、一人でできる商売がしたいとラーメンの世界に飛び込んだそうです。そして、有名店での修行時代を経て、1995年に自身のお店をオープン。2店舗目となる隠國も、たちまち大人気店になりました。

 

オープンのころを知るはんつ助監督は「こんなところに人がドワッと来ちゃったんで、それは大変なことになったんですよ」と語ります。

「しかも、営業時間が短いですよね」とカティー監督。何と平日の営業は11時30分から14時30分までの、たった3時間しかないのです!それでも、麺からこだわって作り上げるため、仕込みは朝の4時から行なうそうです。

さて、2人は雑誌風に作られたメニューを見ながら注文を考えます。はんつ助監督によると、このお店は「塩らぁ麺」で大ブレイクしたということですが、カティー助監督は女性に人気の季節限定メニュー「すおダレすっぱ麺」を、はんつ助監督は定番の「醤油らぁ麺」をチョイスしました。

 

醤油らぁ麺のスープはゲンコツ、鶏がら、もみじを10時間以上じっくり煮込むことで、じっくりと旨みを抽出。「透きとおる中に香ばしさが感じられますね」と、はんつ助監督もご満悦。

 

「透きとおる中においしさがあるスープは“神奈川淡麗系”と言うんですけど、その先駆けのような存在ですね」とウンチクも披露してくれました。

 

そして、麺は多加水麺を手で揉み上げた縮れ麺で、淡麗系のスープもよく絡みます。

「この麺、1週間くらい寝かせて熟成させているんですよ。普通ならありえない話です」しかし、ありえない麺と言えば、カティー監督チョイスの「すおダレすっぱ麺」です。

 

「この麺、謎です。白いところと黒いところが二層になっているんですよ。どうやって作っているんでしょうか」

 

実は、これが店の名物「ゼブラー麺」。

コーヒー麺と玉子麺を一本にしたもので、プリプリとした弾力が特徴。ユニークな食感に、カティー監督は夢中で麺をすすります。

 

また、塩を出汁で溶き、あら塩、黒コショウ、酢で作り出したスープは意外にまろやかで、塩の味が程よいアクセントになっています。

さてさて、お腹がいっぱいになったところで、2人はリサーチを開始!

 

「なぜコーヒーを練り込んだ二層の麺というものを作ろうと思ったんですか?」

「こんな僻地なので、他店との差別化でとにかく目立たないと。まず注目を浴びてお客様に来てもらわないと、味も分かってもらえないんですね」

「醤油らぁ麺の縮れ麺と比べると、ゼブラー麺は弾力や表面のつるつる感が強いと思ったのですが」

「私も作ってから分かったんですが、玉子麺とコーヒー麺の加水率が違うので、それが合わさることで、プリプリの食感が出るんです」

「麺を寝かせることで、どんな変化があるんですか」

「麺のコシがよくなりますね。冷蔵庫で寝かせていると汗をかくので、こまめに水を取っています。手間はかかりますが、自分がラーメン好きなので、納得のいくラーメンを出したいという気持ちでやっています」

「建物もメニューも、もちろん麺も、とにかく“仕事”がすごい。本当に“仕事人”ですよね」

 

このカティー監督の言葉に、はんつ助監督がハッとした表情を浮かべます。何かシネマのアイデアを思いついたようですが……。さて、2人はどんなシネマを作り上げたのでしょうか。