神奈川県には中華街をはじめラーメン博物館、サンマー麺に家系・・・
神奈川の名物のひとつに数えられるのが「ラーメン」。
神奈川県内は様々なラーメン店がしのぎを削り、今や日本屈指の激戦地といわれています。

番組では、ラーメン評論家のはんつ遠藤、MC・ナレーターの安治美穂が人気のお店、話題のお店を訪ね、店主のラーメンにかける想いを伺い、珠玉の一杯を堪能し、情熱ラーメン店を紹介していきます。
また、番組の詳細情報のほか、視聴者の皆さまからの情熱ラーメン店を募集したり、期間限定の懸賞キャンペーンなどを予定した特設Webサイトが、番組を盛り上げます。
 

あらすじ

【第10弾】 好来軒


モデルで料理研究家のカティーと、ラーメン評論家のはんつ遠藤が、神奈川県内のラーメン店を徹底的にリサーチし、その魅力を1本のシネマ作品に仕上げてご紹介する「熱麺・シネマる!」。今回も、ラーメンの味や特徴だけでなく、店主の熱い思いやこだわりなどを、しっかりとお伝えしていきます!

さて、今回2人が訪れたのは関内。官公庁や企業が集まる横浜の中心地ですが、明治時代、文明開化で日本に訪れた多くの外国人が居住した地でもあります。日本に初めてラーメンがやってきた中華街もほど近く。
はんつ助監督によれば、今回訪れるラーメン店も、そんな関内にふさわしいお店のようです。

 

「あ、看板がありました。好来軒……、あれ? ここってラーメン屋さんですか?」とカティー監督。確かにメニューを見ると、定食とかごはんもの、台湾料理などの文字が並んでいます。「確かにいろんなメニューがあるんですが、その辺りに秘密が隠されているんです」とはんつ助監督。どうやら、豊富なメニューがお店の大きなポイントのようです。

 

『好来軒』は、2012年7月にオープンしたばかりの新店。店名には、お客さんに「好きになって来てもらいたい」という思いが込められています。店内はいかにも「町の中華屋さん」といった感じの、どこか懐かしく温かみを感じられる造りです。

「ラーメン屋さんというと、その道を追求して、卓越した技術で……というラーメン専門店をイメージします。でも、子どものころは、ラーメン・チャーハン・餃子というのが“ラーメン屋さん”でした。そこで、平成版“昔ながらのラーメン屋さん”というのを作りたかったんです」と店主の吉原さん。ごはんもののメニューが多かったのにも納得です。

 

さて、そんな豊富なメニューの中で、カティー監督が気になったのは「パイコーメン」。

「私、これ初めて聞きました。塩と醤油があるものなんですね?」

「えっ。僕は醤油しか知らないです」とはんつ助監督は不思議顔。吉原さんによれば、塩のスープとパイコーのタレが混ざって、新しい味に仕上がるのだとか。ちなみに、パイコーとは、豚のあばら肉を挙げた中華料理のことです。

 

そこで、カティー監督はパイコーメンの塩味を、はんつ助監督はサンマーメンを注文し、さらに吉原さんが勧める水餃子など、台湾ゆかりの料理を3品もオーダーしました

「おー、すごい! ドーンと乗ってる!」。

カティー監督はパイコーのボリューム感にびっくりしています。しかし、もっと驚いたのはスープの味。パイコーが乗っていない場所のスープは甘みがあるやさしい塩味で、色も塩味のスープらしい透明なのに、パイコーが乗っている場所のスープはほんのりと赤みがさしていて、味も肉のジューシーな風味がしっかりとからみます。パイコーメンに使われるパイコーは、特製のタレに2日間漬け込むことで、味が中までしっかりとしみ込んでいて、それがスープにも溢れだしているのです。

 

一方、はんつ助監督はサンラーメンのスープをひと口。

「やさし~~い味ですね」と思わずにっこりしてしまうスープは、ダシに鶏ガラやげんこつだけでなく、野菜なども使用することで、透き通ったやさしい味わいに仕上がるのだとか。麺は製麺所に特注したもので、昔ながらの中華麺の風味にこだわっているといいます。

 

ラーメンを堪能した2人が次にいただくのが、吉原さんお勧めの水餃子。

「中からジュワっと出てきました! お肉の食感も感じられます」

「ジューシーかつボリューミーですね」と2人は大絶賛。

特徴は、酢醤油やポン酢ではなく、XO醤のような自家製ダレ。さらに、餡にニンニクを使わないのもポイントです。

さて、お腹がいっぱいになったところで、2人はリサーチを開始!

 

「なぜ昔ながらのラーメン屋さんをはじめてみようと思ったんですか?」

「私が小さいころ、私の実家は商売をやっていて、忙しくて食事もままならない状況でした。そのため、私はお金を握りしめて、向かいにあったラーメン屋さんに行っていたんです。それが僕にとっての“ラーメン屋さん”で、ラーメンとしてひとつの文化が出来上がっている中、あえて、昭和の時代のような店をやってみたいなと思ったのです」

 

ラーメンへのこだわりを聞いている中、カティー監督がふと吉原さんのプライベートにも興味を抱きます。

「お休みのときは、何をやっているんですか?」

「車やバイクが好きで、今はハーレーに乗っています。天気の良い日はツーリングに出かけてリフレッシュしています」

「いいですねぇ!」 バイクの話を聞いたカティー監督に、何やらシネマのアイデアが閃いたようです。さて、2人はどんなシネマを作り上げたのでしょうか。