神奈川県には中華街をはじめラーメン博物館、サンマー麺に家系・・・
神奈川の名物のひとつに数えられるのが「ラーメン」。
神奈川県内は様々なラーメン店がしのぎを削り、今や日本屈指の激戦地といわれています。

番組では、ラーメン評論家のはんつ遠藤、MC・ナレーターの安治美穂が人気のお店、話題のお店を訪ね、店主のラーメンにかける想いを伺い、珠玉の一杯を堪能し、情熱ラーメン店を紹介していきます。
また、番組の詳細情報のほか、視聴者の皆さまからの情熱ラーメン店を募集したり、期間限定の懸賞キャンペーンなどを予定した特設Webサイトが、番組を盛り上げます。
 

あらすじ

【第11弾】 啜磨専科


『熱麺・シネマる!』は、モデルで料理研究家のカティーとラーメン評論家のはんつ遠藤が、神奈川県内にあるラーメン店を訪れ、味やこだわりだけでなく、個性的な店主の魅力や、意外な創業エピソードまでも徹底的にリサーチ。その内容をもとに、2人が監督と助監督になって1本のシネマ作品を作り上げるという番組です!

さて、今回2人が訪れたのは横浜市港南区の上大岡。ここには、ラーメンファンには有名な「G麺7」という店があるのですが、何と2011年末に、そのG麺7が新店舗をオープンさせたというのです。

 

2人は胸を躍らせながら噂の新店へと向かいます。 お店の名前は「啜磨専科」。これで【すすりませんか】と読みます。そして、カティー監督は外置きの券売機に注目。

 

『正油細つけ麺』、Fはスタンダードなつけダレで、Hはハマトラ風?

ハマトラってあの……」 何と、G麺7や啜磨専科の店主・後藤将友さんは、この番組の第7弾で紹介した「麺場浜虎」の出身なんです!

「ラーメンは浜虎さんと似ている感じなんですか?」

「ちょっと違うと思います。G麺7もそうなんですが、麺をメインに置いてスープは次……という考え方なんです」と後藤さん。

 

オリジナル麺の発想が次々に出てきて、G麺7だけでは期間限定としても出しきれなくなったので、このお店をオープンさせたのだとか。そのため、ここの麺は乱切り平打ち麺などの変わり種が豊富。しかし、普通の麺と違うというポイントは、別のところにありました。

「こちらが普通の麺と違うのは、全粒粉を使っているからなんです」とはんつ助監督。「全粒粉はよく味がするので、最近は使っている店も多いのですが、その分量は3~4%くらい。でも、ウチは味がするんだったらと、40%も使っているんです」

 

そう言って、全粒粉の麺を見せてくれる後藤さん。「うわぁ! 色からして違う!」と、さすがのはんつ助監督もビックリです。しかも、2店舗で7種類もの小麦粉を使って、オリジナルの麺を作っているというのですから、麺がメインというのもうなずけます。

 

そこで、カティー監督は全粒粉の「ザ・しおつけ麺」を、はんつ助監督は、あえてスタンダードな「正油細つけ麺F」を注文。ちなみにFとは普通という意味です。

「麺のボソボソ感も全然なく、ツルツルですごくおいしいです!」。カティー監督は麺の味もさることながら、食感のよさに感激!

 

さらに「スープが、麺の味を邪魔しないぐらいの塩味で、バランスがよいんです」と、スープも絶賛します。

後藤さんは「麺がメインでスープは次」と言っていましたが、実はスープにもこだわりあり。魚介系や動物系を合わせたスープの他、ゴボウの香味油、鶏油、魚介油を使い分けているんです。

あまりの美味しさに夢中で麺をすするカティー監督。すると、その様子を見ていたはんつ助監督がひと言。「ちょっと、麺をいただいていいですか? 気になっちゃってしょうがなくて」

 

スタンダードな麺を注文したはんつ助監督でしたが、やっぱり気になっていたんですね。 「全粒粉の素朴な風味が感じられますよね」「素朴な味が、噛むと鼻から抜けてくるんですよね」。全粒粉麺に対する2人の感想は止まりません。

 

しかし、よく見るとはんつ助監督の麺にも小さなつぶつぶが。 「そちらはグラハム粉の全粒粉を使っています。全粒粉といってもいろいろあるんです」と後藤さん。はんつ助監督も、さっそくスープに麺を浸してすすります。 「普通のFと言っていましたが、Zくらいは行っていますね。全然普通じゃない!

 

スープに醤油感がありつつも……甘さといいますか……」  この言葉に、後藤さんは目を輝かせます。「さすがですね。隠し味に白醤油を入れているから甘いんです!」 麺メインながら、スープにもかなりのこだわりを見せる後藤さん。そこでカティーが質問をぶつけます。

「スープにはどんなこだわりがあるんですか?」

「先に麺ができるので、単純に麺の味をよくするものを作ります。例えば全粒粉なら、味を活かす塩のほうがよいかなと。ただ、塩はベトナムのタインホアという塩を使っていますが、ブレンドすると味が分からなくなるので、100%その塩でやっています」

タインホアは海塩で、天然ミネラルが豊富。にがり成分が無いので雑味が少なく、麺の味を引き立てるのだそう。

「麺にそこまでこだわるのには、何か理由があるんですか?」 「普通は製麺所に頼むことが多いと思うんですが、それではオリジナルではないので、なかなか他店と差がつきません。それに、自分で作ったほうが、より自分好みの麺が作れますから。それで、いろいろ作って分かってくると、どんどん面白くなってきちゃって」 「ラーメン店で話を聞いているというより、製麺所に来たみたいですね」と語るはんつ助監督。この麺へのこだわりを、いったいどんなシネマで表現するのでしょうか。