神奈川県には中華街をはじめラーメン博物館、サンマー麺に家系・・・
神奈川の名物のひとつに数えられるのが「ラーメン」。
神奈川県内は様々なラーメン店がしのぎを削り、今や日本屈指の激戦地といわれています。

番組では、ラーメン評論家のはんつ遠藤、MC・ナレーターの安治美穂が人気のお店、話題のお店を訪ね、店主のラーメンにかける想いを伺い、珠玉の一杯を堪能し、情熱ラーメン店を紹介していきます。
また、番組の詳細情報のほか、視聴者の皆さまからの情熱ラーメン店を募集したり、期間限定の懸賞キャンペーンなどを予定した特設Webサイトが、番組を盛り上げます。
 

あらすじ

【第12弾】 鯵壱北條。


一般的なラーメン情報番組では、ラーメンの味や素材へのこだわりを取材するだけですよね。でも『熱麺・シネマる!』は、モデルで料理研究家のカティーと、ラーメン評論家のはんつ遠藤が、店主の意外な経歴や内装へのこだわりなど、ラーメンの周辺にある様々な情報も徹底的にリサーチ。そこからステキなストーリーを作り、一本のシネマ作品に仕上げるという、まったく新しいラーメン情報番組なのです!

今回2人が訪れたのは小田原。小田原といえば小田原城を代表とする観光で有名な土地。また、かまぼこや干物など、海産物の豊富な地としても知られています。

はんつ助監督によれば、今回訪れるお店では、その干物を使ったラーメンを食べられるというのです。

 

旧東海道に面したそのお店の名前は「鯵壱北條。」。

「あじ、いち、ほく、じょう?」と、カティー監督はお約束の読み間違い。

「『あじいちほうじょう』ですよ!」とはんつ助監督はすかさずツッコミを入れながら、カティー監督を店内にエスコートします。

 

「すごい味のある建物ですね」。カティー監督はお店に入るなり、歴史を感じさせるような造りに注目します。それもそのはず、旧東海道沿いには古い建物がたくさん残っていて、「鯵壱北條。」も、大正12年に建てられたものなのだそうです。

「ここは昔の旅籠というか、江戸時代は桶屋だったんです。それで、ラーメンもちょっと器が違うんですよ」とはんつ助監督。

「建物とか空間に合うような丼にさせてもらっています」と店主の林祐司さんが答えます。いったいどんな丼なのか、器を早く見たい2人は、取材もそこそこに早速注文!

 

カティー監督は、サンマの干物を使った『秋刀魚塩醤油』を、はんつ助監督は林さんおすすめの『鯵醤油』を注文します。

いよいよラーメンが完成!でも、カティー監督はラーメンの見た目よりも器にビックリ!!

 

「すご~い! 桶に入ってる!!」 木の桶を丼に使っているのがインパクト抜群!もちろん、サンマやアジの干物から、どんなおいしいダシが出ているのかも気になるところです。

 

「麺が見えないくらい具だくさんですよね。で、その麺はラーメンぽくないんです」とはんつ助監督。麺には国産の小麦を使用し、水分を少なめにしているのが特徴。蕎麦やうどんのような味わいになっています。

そして、はんつ助監督のレンゲがいよいよスープへ。 「これはアジです。アジがいないのに、アジが泳いでいる感じがします」

コラーゲンとトンコツ、2種類のスープをベースにして、そこに焼いたアジの干物で取ったスープを合わせることで、魚介の旨味と香りが引き立つ、極上のスープが完成するのです。

 

「『秋刀魚塩醤油』も、ほんのり香るサンマの味?香りがしておいしいです」とカティー監督。

こちらのスープは干物に加え、サンマの魚粉もたっぷり使うことで香りを強調。化学調味料は一切使わず、魚の旨味だけで勝負しています。

 

「焼いてからスープに入れているので、生臭さも全然ないんです」

「刻み生姜が入っているんですけど、これがラーメンに合いますね」

さらに、小田原名産の素材を使った自家製の生ゆかりや辛味唐辛子、油分の調整ができる肉カスといった「ちょい足し」を加えながら、2人はラーメンをたっぷりと堪能しました。

すっかり満足した2人は、いよいよシネマ作りのためのリサーチを開始! 「ここは、神奈川県が行なった小田原の活性化事業の店舗募集で、300件以上の申し込みの中から選ばれてオープンしたお店なんです」とはんつ助監督。

小田原産の干物や、特産品の桶を使い、手作りの味にこだわったことが評価されたそうです。

 

「桶だけでは水を吸ってしまうので、器としては使えませんでした。しかし、エコポリマーという素材でコーティングすればよいことが分かったんです。そのメーカーが大阪にあって……。

大阪といえば豊臣秀吉、小田原の北條氏を討った相手ですよね。でも、後に北條氏は許されて……。そんな歴史的なご縁もあって、店名にも「北條」と付けているんです」と林さんは語ります。

 

そんな林さんはやっぱり歴史好き。とくに坂本龍馬が大好きなのだとか。この「龍馬」というワードに何かひらめいたカティー監督。この「鯵壱北條。」を題材に、どんなシネマを作り上げたのでしょうか。