神奈川県には中華街をはじめラーメン博物館、サンマー麺に家系・・・
神奈川の名物のひとつに数えられるのが「ラーメン」。
神奈川県内は様々なラーメン店がしのぎを削り、今や日本屈指の激戦地といわれています。

番組では、ラーメン評論家のはんつ遠藤、MC・ナレーターの安治美穂が人気のお店、話題のお店を訪ね、店主のラーメンにかける想いを伺い、珠玉の一杯を堪能し、情熱ラーメン店を紹介していきます。
また、番組の詳細情報のほか、視聴者の皆さまからの情熱ラーメン店を募集したり、期間限定の懸賞キャンペーンなどを予定した特設Webサイトが、番組を盛り上げます。
 

あらすじ

【第14弾】 ラーメン246亭


ラーメンの美味しさはもちろん、お店の知られざるエピソードや、その一杯に賭ける店主の熱い情熱なども徹底的にリサーチ。それを1本のシネマ作品に仕上げる『熱麺・シネマる!』。今回もモデル・料理研究家のカティーと、人気ラーメン評論家のはんつ遠藤が、珠玉のレポート&シネマをお届けします!

さて、今回2人が訪れたのは横浜の青葉台。 おしゃれなお店が立ち並ぶ高級住宅街ですが、はんつ助監督の情報によれば、2012年9月にオープンした、話題の店があるのだそう。2人はさっそく、そのお店「ラーメン 246亭」へと向かいます。

「わぁ、レトロですね」。カティー監督は古きよき昭和の時代を感じさせる外観にビックリ。地域の人たちからも、ラーメンの味はもちろん、その特徴的な外観や内装が話題になっているのだとか。
店内は、昭和の雰囲気が漂うバイク店やタバコ屋さん、薬局などが立ち並んでいるかのような造り。昭和のころにタイムスリップしたかのような気分が楽しめます。

「こういう内装ってお金がかかりますよね。普通のお店でも一千万円くらいかかりますから」とはんつ助監督。ところが、店主の島村清弘さんは「私たちはそこまでお金がないので、妻と2人でこの店をつくりました」といいます。これにははんつ助監督もビックリです。

さらに、島村さんはラーメンも独学。趣味の一つだった料理の腕を活かし、長年勤めた自動車メーカーの仕事を辞めて、念願のラーメン店をオープンさせたのです。それは島村さんにとって、25年越しの夢だったのだとか。

「こちらのラーメンは鶏に特化しているんです。入り口の暖簾にも『KING OF CHICKEN』と書かれているほどですから」とはんつ助監督。「豚骨ラーメンが多い横浜で、鶏のスープで豚骨ラーメンを凌ぐようなパンチのあるものが出来ないかと思って、試行錯誤を繰り返しました」と島村さんは熱く語ります。  

そこで、はんつ助監督は鶏の濃厚鶏白湯スープが魅力のメニュー『殿ラーメン』を、カティー監督は動物系を抑え、野菜をふんだんに使った淡麗鶏白湯スープの『姫ラーメン』を注文しました。
完成したラーメンを見比べる2人。「『殿』と『姫』で、トッピングが違いますね」。カティー監督は、ゆずを利かせたつくねや桜の薪で燻されたもも肉など、姫ラーメンのふんだんなトッピングにご満悦の様子です。

一方、はんつ助監督は濃厚スープをひと口飲んで「あれ?」と不思議そうな表情。「もっとギトギトした濃厚さだと思っていたんですが、案外爽やかというか、ポタージュスープっぽいですね」。
その秘密は、鶏だけを使って、じっくりとダシを取ること。濃厚かつ爽やかな味わいが生まれるのだそうです。「ゆっくり鶏がスープになっていきました、という感じ。焦ったところが全然ないですね」とはんつ助監督はベタ褒めです。

その話を聞いて、カティー監督も姫ラーメンのスープをひと口。「すごいクリーミー! 野菜の甘みが出ていて、すっごく美味しい」。こちらはポタージュ状の野菜を加えることで、とろみを増しているといいます。
 
もちろん、麺にもこだわりあり。「するするっとノド越しよく入るのと、ちょっと縮れているので、スープとからんで……いろいろ計算されているところがよいですね」と2人は大絶賛でした。 そして、カティー監督は楽しみにしていたトッピングのモモ肉を頬張ります。

「洋風の料理を食べているような美味しさですね」と、カティー監督は驚きを隠せない様子。もも肉は桜の薪で燻してから、さらに炭火で炙ることで風味よく仕上げています。もちろん、薪を割るのも店主の島村さんです。

さて、ラーメンをぺろっと完食した2人はシネマ制作に向けてのリサーチを開始!
ラーメンの味もさることながら、2人はやっぱり内装が気になるようです。 「飾ってある70年代のタバコのパッケージも、私と妻でつくりました。上にあるトタン板も、新品のものを古く見えるように塗ったんです」
スープのダシを丁寧に取るように、内装も細部に至るまで丁寧に仕上げる島村さん。カティー監督は「ラーメン店のご主人で、こんなに何でも出来る人なんていないですよ!」と興奮気味に話します。

次の話題は、独立のタイミングについて。
「ラーメン店で働いて、すぐに独立という人も多いですが」というはんつ助監督の質問に、島村さんは「本当は定年になってからと思ったんですが、ちょっと前倒ししました。 歳を重ねてくると1年があっという間に過ぎていきますので、60歳になったときの10年と今(48歳)の10年では感じる速度が違うはず。 それならば早く店をやったほうがいいんじゃないかと決断しました」と熱く語ってくれました。

脱サラをして、飽くなき探究心とこだわりの強さで、あっという間に地元で話題の人気店を作り上げた島村さん。そんなエピソードから、2人はどんなシネマを作り上げるのでしょうか。

back number

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

NEXT